子供のしつけと精神障害 http://しつけ.net/
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【「しつけ」って、なんだろう?】
次のようなことが、しつけじゃないですか? まず、人間として必要なこと。
  1. うそをついてはいけない。
  2. 他人に怪我をさせてはいけない。
  3. 他人の持ち物を、泥棒してはいけない。
次は、マナーや日本人のしきたりとしてのしつけです。
  1. 日本の文化では、ご飯を食べるとき、手ではなくお箸を使って食べます。また、座って食べます。
  2. 日本の文化では、落ちているものを食べてはいけません。
  3. 日本の文化では、挨拶やお礼をします。


【子供のための子供のしつけ】
子供のしつけは、誰のために行っていますか? 子供のためにおこなっているはずですよね。
  1. 子供のためと言いながら、自分の感情をぶつけていませんか? (虐待につながります)
  2. または、甘やかしすぎて、まったく注意してないことはありませんか?
どちらの場合も極端におこなうと、大人になって、犯罪者、人格障害、精神障害になる可能性が極めて高くなります。但し、「甘やかしすぎて」の犯罪者、人格障害、精神障害は、稀です。


【しつけと言う名の虐待】
しつけと言う名の虐待で、人格障害などの精神障害になる可能性が極めて高くなります。仮に、人格障害や精神障害にならなくても、自己評価が低くなり、人生を楽しめなくなります。

1997年(平成9年)に兵庫県神戸市須磨区で発生した当時14歳の中学生による連続殺傷事件(別名「酒鬼薔薇事件」「酒鬼薔薇聖斗事件」)を知ってますか? このページの別項に詳しく書いていますが、しつけと言う名の母親の虐待で、少年が人格障害や精神障害になった例です。

どこまでがしつけで、どこからが虐待か? しつけをするときは、口で「叱る」です。

「叱る」こと以上のしつけはしないほうが良いと思いませんか? 「叱る」と「怒る」違いを理解してください。


【甘やかしすぎても、人格障害などの精神障害に】
甘やかしすぎても、人格障害などの精神障害になります。

但し、甘やかしすぎての犯罪者、人格障害などの精神障害になることは稀です。

次のような特別な環境のとき、極端な甘やかし(猫かわいがり)が発生し、平気でうそをついたり、他人に迷惑をかけるような人格障害が発生します。
  1. 兄弟姉妹を病気や事故でなくし、子供が一人になった。
  2. 子供を望んでいたのに恵まれなかった、または、他の兄弟姉妹が成人した頃に、突然生まれた。
  3. なんらかの事情で、乳幼児の頃から、祖父母が育てた。
繰り返し書きますが、このような事情がない限り、「甘やかしすぎて」の犯罪者、人格障害、精神障害は、稀です。


【子育、子供のしつけに関係するとっても興味深い話】
実話です。

男の子が3人居られるご家族です。ご夫婦2人とも、こまかいことを気にしない、おおらかな性格(悪く言うと将来の計画性もない性格)です。

このご夫婦がおおらかなことで引き起こされたことが多々ありますが、いくつか紹介します。
  1. 子供が3人居られますが、計画では2人でした。ご夫婦が、その気になったとき、一瞬、お2人とも、「避妊をどうする?」との会話があったそうですが、結論は、「なんとかなる」、「大丈夫だろう」と判断されました。その結果の3人目です。
  2. お子様が学校にあがるまでに、引越しを繰り返しされています。今住んでるところより、あっちのほうが良いと思ったら、ともかく引っ越してしまう。
  3. お子様が生まれて、記憶が残るようになってから、年に数回は家族旅行をされています。数年に1度は、海外旅行もです。
  4. このような状態ですから、お金は残らない状態です。なお、ご主人は、一部上場企業の方です。
子供たちにも、おおらかに接しられました。本当にしてはいけないことのみは、しつけられました。お子様たち3人は、本当に伸び伸びと育ちました。

この方のお住まいは兵庫県です。兵庫県の一部の市町村は、高校入学者選抜で兵庫方式を採用しています。この兵庫方式は、学力差に関係なく、中学校ごとに進学する公立高校が決まっています。よって、公立高校に行くと、偏差値の高い大学への進学はできないと言われています。よって、兵庫県では、私立の6年中高一貫教育が盛んです。 小学5〜6年から進学塾で勉強して、中学入試になります。代表格は、灘高校です。

一番上のお子様が、小学5年の末、自分から「私立の中学に進みたいから、進学塾に通いたい」と言い出したのです。

ご両親は、金銭的余裕がそれほどないので、「無理して、行くことはない」と止めにかかりました。
人間って、興味深いですよね。お子様は余計行きたくなったそうです。「勉強しなさい」って言うと勉強しないのの逆です。
進学塾に行き始めてからも、お父様が言います。「無理することはない。進学塾は、いつ止めても良いからな。」
子供には子供の意地があります。
このお子さまは、中学受験合格しました。そして、その後、国立大学(帝国大学系)にも合格しました。

この話には、続きがあります。
一番上のお子様だけが特異な例と思われるかもしれません。ところがですね。
二番目、三番目のお子様とも、自分から進学塾にいきたいと言い出し、私立中学合格、国立大学合格です。

これが、子育ての本質だと思います。子供のしつけの方法を暗示していると思います。



【子育ては、子供に愛情をたっぷり注ぐ】
人様に迷惑をかけないように怒ってしつけるとか、塾に行かさないと勉強できないとか、子育てについて、間違った内容が一人歩きしています。
それはね、
  1. 子育てとして、怒ったら、親としての務めを果たしているような気になる。
  2. 子育てとして、お金を払って塾に行かしたら、親としての務めを果たしているような気になる。
親が子供に愛情を注いで、子供に接して、子供に諭し、子供と一緒になって勉強してみる。愛情を充分に受け取れば、子供は、正しく巣立っていきます。

赤ちゃんは、泣いて自分のお願いをします。これをほっておくと、そのうち疲れて泣き止みます。これが、重なると、手のかからない育てやすい子になります。しかし、この子は大きくなって、自己評価が低く、心の病になる可能性が非常に大きくなります。

子供には、個性があります。自己主張があります。親にとって、良い子、育てやすい子が、本当に、良いことでしょうか? 言葉による精神虐待、過剰な期待による精神虐待の結果、大人になって精神障害を引き起こしたり、犯罪を起こしたりすることが、臨床心理学では論じられています。子育てで、その子の人生が決まるのです。子育ては、非常に重要なことなのです。

「お母さんが好き」「自分が好き」と言う子に育ててあげてくださいね。これは、愛情を注ぐ子育てで、可能になります。

ぜひ、読んでいただきたい子育て関連の本が、数冊あります。子どもさんが、赤ちゃんのときに読んでも良いし、幼児・学童期に読んでも良いし、もし成人されていても読んでみれば参考になります。これらの子育て関連の本を、ぜひ手元に置いて、周囲の雑音に振り回されることなく、子どもをたっぷり愛してあげてください。子育てって、愛情を注ぐことです。ね!



【しつけ・子育ての関連書籍:ぜひ読んでいただきたい本】
■ドロシー・ロー・ノルト、レイチャル・ハリスさんが書かれた本(しつけ・子育ての関連書籍)
 
子どもが育つ魔法の言葉

著者:ドロシー・ロー・ノルト、レイチャル・ハリス  翻訳:石井 千春  出版社:PHP研究所
発行日:1999年09月 価格:¥1,575(税込)

【出版社/著者からの内容紹介】
世界10カ国で愛読される子育ての知恵「子は親の鏡」について書かれた書である。「子は親の鏡」は、米国では、実に多くのお父さん、お母さんに知られ、親しまれている。どうしたら子どもをよい子に育てられるか、どうしたら強い子に育てられるか、どうしたら人を愛する子に育てられるか、という永遠のテーマについて書かれているのだ。そのためには親自身が子どもを守り、励まし、愛することだ、というのであるが、その方法に誰もが共感できる所が、国を超えて愛される所以であると思われる。
 
 
【目次】
はじめに・・・詩「子は親の鏡」の生い立ち・・・ドロシー・ロー・ノルト
  この詩と時代の流れ/この詩と読者のみなさん

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
  ついカッとなってしまったら
  上手な叱り方
  小言を言っても子どもはよくならない
  子どもから学ぶ
  とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
  感情を上手に表現する
  子どもに正直になる
  完璧な手本になる必要はない
  不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
  子どもは何を怖がるか
  親の離婚
  心配のしすぎは子どもに悪影響を与える
  子どもの話に耳を傾ける
  親だって怖いときがある

「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
  みじめな気持ちになってしまったら
  「お母さんがあなたぐらいの時には
  子どもは、どんな時に親の同情を引こうとするのか
  逆境に立ち向かうカ
  同情するのではなく、一緒に考える

子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
  いじめから子どもを守る
  いじめに対して親ができること
  子どもから教えられる時もある
  家庭内のいじめ
  家庭が安らぎの頓になっているか

親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
  隣の芝生は青く見える
  兄弟姉妹の競争
  入と同じにしたがる年ごろ
  自分を受け入れることが、子どもを受け入れること

叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
  厳しく叱るよりも、子どもを励ますほうがいい
  子どもを傷つける言葉
  子どもにも感情がある
  責任感を育てる
  「ごめんなさい」という言葉
  人の気持ちを思いやることの大切さ

励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
  子どもを励ます
  気をつけたいこと
  子どもには皆、夢がある
  子どもを丸ごと誉める

広い心で接すれば、キレる子にはならない
  子どもは待つのが苦手
  子どもに待つことを教える
  待つことを自然から学ぶ
  共に生きる心
  家庭生活で学ぶ

誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
  その子のいいところを見つけ出す
  親に誉められた面が伸びる
  子どもには親の気持ちが分かる
  自分を好きになることの大切さ
  ただ誉めてあげるだけでは足りないときもある
  幸せな幼年時代

愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
  親の愛とは、子どもを無条件に受け入れること
  スキンシップの大切さ
  南親の夫婦仲は、子どもの結婚生活の手本
  親に愛されて育った子ども

認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
  子どもは親に誉められた面を伸ばしてゆく
  家庭生活のルールを教える
  10代の子どもたちのモラル
  自分を好きになることの大切さ

見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
  目標をたてることの大切さ
  積み重ねの大切さ
  お小遣いの大切さ
  子どもの夢を分かち合う

分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
  分かち合いは赤ちゃん時代から
  「赤ちゃんを返してきて」
  子どもと過ごす時間
  充実した数分は、どうでもいい一時間より価値がある
  困っている人を助ける心
  与えることの喜び

親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
  あったことをありのままに伝えさせる
  小さな嘘でも見逃さない
  空想の物語
  嘘も方便
  親は子どもの手本
  子どもと心を通じ合わせる
  正直は一生の宝

子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
  子どもに企平に接するにはどうしたらよいか
  間違っているとはっきり言える人間になるために
  勇気のある行動
  正義感の大切さ

やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
  思いやりの心を育てる
  ものの言い方
  物を大切にし、相手のプライバシーを尊重する
  子どもは両親の関係を見ている
  違いを認めて人を敬う

守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
  信じる者は強い
  子どもに自信をつけさせる
  子どもに信用される親になる
  ときには楽しいことも
  自信とは、自分を信じること
  自信は子どもの将来を決める

和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる
  家族はもちつもたれつ
  親戚や友だち
  親族の集まり
  毎日が楽しい日
  未来へ向かって

推薦のことば・・・ジャック・キヤンフィールド

 
 
■明橋 大二さんが書かれた本(しつけ・子育ての関連書籍)
 
 
子育てハッピーアドバイス


著者:明橋 大二 、イラスト:太田 知子 出版社:1万年堂出版
発行日:2005年12月 価格:¥980(税込)


【出版社 / 著者からの内容紹介】
医師・スクールカウンセラーとして活躍中の著者の最新刊。総計70万部を突破したベストセラー『輝ける子』シリーズ4冊に収められた、子育てに関するさまざまなアドバイスの中から、特に大切な項目をピックアップしている。シリーズ未収録の内容も多数紹介。楽しいマンガやイラストを交えて解説されており、誰にでも読みやすく、分かりやすく、親しみやすい編集となっている。家事に育児に忙しく、読書の時間がとれない母親にもピッタリの1冊。
 
【目次】
  1. 子どもに心配な症状が出るのは、しつけがなされていないからでも、わがままに育てたからでもない
  2. 赤ちゃんならば、スキンシップ
    1. 「赤ちゃんに抱きぐせをつけてはいけない」と、言う人がありますが、これは間違っています
    2. 赤ちゃんの甘えは泣くこと
    3. 子どもを放置すると、子どもに、強い怒りが生まれます
    4. 怒りは、怒りで抑えつけるよりも、抱っこのほうがはるかに早く泣きやむ
    5. 抱っこしないことが続くと、赤ちゃんは、あるときから泣かなくなる。
    6. 手がかからないよい子ではないのです。心のトラブルの始まりです
    7. どうしても子どもを愛せない場合もあります。自分を責める必要はありません
  3. 話を聞く
    • 話を聞くときに大切なこと
      1. 子どもの話している時間より、自分の話している時間のほうが、長くなってはいけません
      2. 大きくうなずいて、「そうか、そうか」と言って聞く
      3. 相手の言葉を繰り返す
  4. 「がんばれ」より、「がんばってるね」と認めるほうがいい
  5. 「ありがとう」という言葉を、どんどん使おう
  6. 子どもの心は、甘えと反抗を繰り返して大きくなる
  7. 甘えない人が自立するのでなく、甘えていいときに、じゅうぶん甘えた人が自立するのです
  8. 10歳までは徹底的に甘えさせる。そうすることで、子どもはいい子に育つ
  9. 「甘やかす」と「甘えさせる」は、どう違うのか
  10. 10歳以下の子どもが、あまり甘えてこないときは、接する時間を増やしたり、スキンシップを増やしたりしたほうがいい
    • 愛情と甘えはパイプ詰まりを打開する力
    • 子どもによって、同じきょうだいでも、甘えるのが上手な子と、甘えるのが下手な子がいます
  11. 叱っていい子と、いけない子がいる
  12. 子どもを叱るときに、注意すること
    • 叱るときに、大切なポイントは3つあります
      1. 全人格を否定するような言い方をしない
      2. 何を叱られているのか、わかる叱り方をする
      3. 今後、叱られないためには、どうしたらいいか、を伝える
  13. サンドイッチ法―― 子どもをやる気にさせる注意のしかた
  14. 子どものしつけ方
  15. 子どもの相手をしていると、カッとなってキレてしまう。どうしたらキレなくてすむのか
    1. 子どもに、非現実的なことを求めている
    2. 子どもの言動を、被害的にとってしまう
    3. 親が、過度の責任感を持っている
  16. 子どもを守ろうとするなら、まず、それを支えているお母さんを守らなければなりません
  17. 母親に休日はない
  18. お母さんが働くことは、子どもにとって、プラス? マイナス?
  19. 共働きで、子どもに接する時間を、じゅうぶんとることができないとき、どうしたらいいのか
  20. 今からでもできる、お父さんの子育て
  21. 私は私でいいんだ、この子はこの子でいいんだ、相手と自分との間に境界線を引く
  22. 子が宝なら、母親も宝。みんなで、この国の宝を、応援していこうではありませんか
 
「子育てハッピーアドバイス」には、「子育てハッピーアドバイス 2」「子育てハッピーアドバイス 3」がシリーズとして発売されています。

 
 
 
■佐々木 正美さんが書かれた本(しつけ・子育ての関連書籍)
 
「お母さんがすき、自分がすき」と言える子に―信頼されて子どもは育つ

著者:佐々木 正美  出版社:新紀元社
発行日:2003年12月 価格:¥1,260(税込)


【内容(「MARC」データベースより)】
信頼-それは親が子どもに贈る最高のプレゼント。人間不信といわれる時代に、どうしたらひとを愛する気持ちを育てられるのか。「基本的信頼感」を育てることの大切さなどを含めアドバイスする。2000年企画室刊の再編集。
【目次】
はじめに

最も大切なことは「基本的信頼感」を育てること
  人を信じるカと自分を信じるカ
  親の過剰な期待を子どもは「拒否」と受け取る
  小さい時ほど子どもの言うことを開いてあげる
  人を信じ、自分を信じるカは幼い頃ほど育てやすい
  基本的信頼感を育てるには
  食事の工夫が信頼感を育てる
  上の子も下の子も一緒に受け入れる
  「えこひいき」の大切さ
  注意されて恨む子は基本的信頼感に欠けている
  子どもを育て損なったと思っているお母さん・お父さんへ
  ひたらすら子どもの話を聞いてあげる
  学校から呼び出されたら、お父さんの出番です
  子育てはやり直しがきくことを忘れないで
  子どもの問題行動は希望への糸口
  親子の信頼関係がすべての人間関係の基本
  保育者にはまず親を受け入れてほしい
  親子関係は日本が最悪という現実
  母性が基本的信頼感を育てる
  「基本的信頼感」から「しつけ」へ
  基本的信頼感がない子どもにはしつけができない
  基本的倍額感を育てれば、あとがラク
  子どもの自尊心を傷つけないようにしつける
  長所に気づかせ、欠点は見逃す
  怒っても親の気持ちが伝わらないのはナゼ?
  子どもを怒るより悲しみの気持ちを伝える
  由己愛の強い人ほどしつけがうまくいかない
  子どもがいろんな人と出会えるように
  「学校が悪い、社会が悪い」と言う前に
  子育て仲間を見つけることが大切
  子どもを大切にすることは自分を大切にすること
  外でよそ行きの頗ができるようにするのがしつけ
  子どもが自分を好きになれるようにしてあげる
  穏やかにくり返し言って、ゆっくりと待つ
  しつけの強制は子どもをダメにする
  子どもを良くするしつけ、悪くするしつけ
  自分が大嫌いな若者達
  子育てはいくつになってもやり直せる
  23歳の息子を抱きしめたお母さん
  社会のルールを進んで守る子どもに
  「ねばならない」ではなく「そうしたい」気持ちを育てる

子育てとお母さんの生き甲斐
  子どもの喜びを親の喜びにしてほしい
  「自分のため」だけに生きても幸せになれない
  「そのまんまでいいよ」という愛情
  オウムの青年達はなぜ親元に戻らないのか
  親が要求を持ちすぎるのは不自然
  理由のない不登校が増えてきた
  子どもは友達遊びの中でルールを学ぶ
  「なぜ人を殺してはいけないの?」にどう答えますか?
  今、この瞬間の子どもをハッピーにする
  子どもの希望に沿って育てる
  働いているお母さんは子どもと一緒の時間を大切に

子どもは人の間で育つ
  友達ができない子どもの原因は
  親が基本的信頼感を育て、友達が社会性を育てる
  人の中で育てるのが健全に育てる秘訣
  親も子ももっと人と関わるカを
  母性的な女性と母性的でない女性
  子育ては社会的な価値の高い仕事
  学校ではできないことを親は学校に期待している
  子ども達が交われる時間や空間を作ってあげる

子育て以上に価値のある仕事を私は知らない
  子どもと相性の悪いお母さんが多くなった
  次の世代を思いやる生き方に価値がある
  子育てについてはもっと大願ぎしてもいい
  基本的信頼感は不安定な社会を生き抜くカ
  「三歳児神話」と「三歳児実話」
  甘えとわがままを間違えないで
  わが子を放っておいていい仕事はできない
  これからの子育てと老人介護は国が保障を
  子育て以上に価値ある仕事はない
  お母さんが子どもを訓練するのは危険です

ご両親へのアドバイス
1 友達がほしい
  社会性を育てることの大切さ
  友達の中で自発性や自主性が育つ
  遊びの中で友達を理解し、自分を知る
  このままでは人間関係の練習が不足する
  親自身も友達を必要としている
  水泳、ピアノ、塾・・・いくらやっても社会性は身につかない
  友達からしか学べない大切なもの
2 しつけの基本方針は何ですか?
  信頼関係があれば叱っても大丈夫
  一貫性を持って、プライドを傷つけないように
  わが家の基本方針・・・いじめと盗みはダメ
  不注意や失敗は叱らない
  しつけは両親の連携プレイで
  子どもの要求にはできる限り応えてあげよう
  子どもを屈服させる叱り方は最悪
  「いい子」ではなく、自分を自由に出せる子どもに
3 テレビ大好き
  テレビは現代っ子の共通の話題
  親も一緒に楽しみ、おもしろさを共有しよう
  テレビを見ながらの食事・・・あまり神経質にならない
  親子で見たい番組が違う時
  テレビで子どもは堕落しない
4 食べない子、食べるのが遅い子
  健康なら食事の量は気にしなくていい
  食事を訓練や教育の場にしないで
  偏食はあまり心配しなくてもいい
  楽しく、おいしく食べることがもっとも大切
  体質の違いで一人ひとり食べ方も違う
  楽しくなければ食事ではない
5 働くお母さん
  働いているお母さんの心
  時間的余裕のなさをカバーするには
  子どもが園に行きたがらない時
  お父さんの協力は欠かせない
  働くお母さんに知っておいてほしいこと
6 お父さんの役割
  社会の規範を教えるのが父親の役割
  父性と母性の調和が大切
  社会的行動のモデルはお父さん
  未成熟な親は子育てがむずかしい
  健全な家庭はお父さんが主導権を持つ
  わが子を他の子ども達の中で育てよう



 
子どもへのまなざし

著者:佐々木 正美  出版社:福音館書店
発行日:1998年07月 価格:¥1,785(税込)

【出版社/著者からの内容紹介】
 最近、新聞などで子どもをとりまく諸問題の特集が多くみられます。たとえば「いじめについて」、「ひきこもる若者」、「拒食症の子どもたち」、「不登校」、「家庭内暴力」……。そして、それらの問題はますます低年齢化しています。そういうなかで、親とくにお母さん方のなかに、育児についての不安を訴える人たちが増えています。 佐々木正美氏は地域の小児療育相談センター(横浜市)や大学病院の精神科や小児科の外来の診察室で、数多くの子どもや親たちの相談をうけてきました。本書は、そこでの臨床の経験や、20数年も各地で続けられている、若い母親や保母、幼稚園の先生たちとの勉強会をとおして実感した、乳幼児期の育児のたいせつさを伝える講演録をまとめたものです。子どもは家族やまわりの人から大歓迎されて誕生し、乳幼児期には望むことは満たされるという経験をとおして、健全に育っていくという育児のあり方を、もう一度考えるときではないでしょうか。
 
【目次】
乳幼児期は人格の基健をつくるとき
  しっかりした土台に建てられた五重塔
  人間の基礎をつくるだいじな時期
  やり直しがむずかしい乳幼児期の育児

子どもをとりまく社会の変化
  大きく変わった日本の社会
  乳幼児健診の調査でわかったこと
  育児不安をもつお母さん
  夫との会話が育児不安を少なくする
  育児不安とはなにか
  子どもに依存する孤独な親

人と育ち合う育児
  井戸端会議でくつろげた時代
  人といっしょにくつろぐ努力を
  育ち合う子どもたち
  小さな心がけから生まれる人間関係
  まず、自分が人の善意を信じること

こんな気持ちで子育てを
  育児でたいせつな待つという気持ち
  ありのままの子どもを受け入れること
  子どもが失敗したときが親の出番
  欠点のある子どもはかならず長所もある
  過剰期待は子どもの自由な発達のさまたげ
  反抗期はつぎの成長を準備するとき

生命との出会い
  胎児学の進歩
  母親の気持ちが胎児にも伝わる
  産みたくなかった母親の心理と胎児
  母体と胎児の交流のしくみ
  胎盤をとおってしまう母親の心の動き
  出産直後から母と子はいっしょがいい

乳児期に人を信頼できると子どもは順調に育つ
  多民族国家アメリカでのエリクソンの研究
  エリクソンによる乳児期の発達課題
  赤ちやんが望んだことは満たしてあげる
  乳児は自分ではなにもできない
  お母さんを信頼できる子どもは人を信頼する

子どもの望んだことを満たしてあげる
  乳幼児がはじめて出会うとまどい
  ソーシャル・レファレンシング
  ソーシャル・レファレンシングの育ち方
  ソーシャル・レファレンシングは誇りの感情
  ソーシャル・レファレンシングが育つ時期
  過保護についての誤解
  過剰干渉ついて
  親の前でやすらげない子ども
  要求が満たされたとき、子どもは人を信じることができる

幼児期は自立へのステップの時期
  疲れを知らない幼児期の子ども
  動きまわる子どもをみる楽しさ
  子どもの行動は科学者の実験とおなじ
  親しい友達をほしがる時期
  友達と遊ぶことによって自分のことを知る

しつけはくり返し教えること、そして待つこと
  しつけのはじまる時期
  子どもにとってのいいしつけ
  トイレット・トレーニング
  鼻水やうんちも自分のもの
  教え伝えるまでがしつけの役割
  強制の強すぎるしつけは、自律をさまたげる
  自律心の育つとき

思いやりは身近な人とともに育つ
  どんな子どもに育てたいか
  思いやりはどうやったら育つのか
  子どもは身近な人をお手本にする
  小さいときほどお手本どおりに育ってい
  思いやりはいっしょに喜び、悲しむ気持ち
  自分が幸せな人ほど、相手を思いやることができる
  自分が幸せであることがだいじ

子ども同士の遊びのなかで生まれるもの
  遊びのなかで自分をみつける
  子どもたちは遊びのルールをつくる
  子どもたちの電車ごっこ遊び

友達と学び合う時期
  自立の準備のできていない若者たち
  小学校の時期にだいじなこと
  友達と多くのことを学び合うたいせつさ
  友達が多いほど健全に育つ
  不登校について
  保健室登校の子どもたち
  やすらぎの場の経験が少ない

思春期は自分さがしの時期
  自分をみつめる時期
  アイデンティティの確立は他人の日をとおして
  仲間をとおして自分の内面をみる
  長電話の意味
  気の合う仲間
  思春期挫折症候群
  自分さがしの時期をあたたかく見守る

豊かな社会がもたらしたもの
  豊かで自由で平等で平和な日本
  豊かさが破壊したもの
  便利さは欲望を拡大する
  がまんができなくなってきた
  怒りのコントロールができない
  退却神経症若者たち
  喜びの感情を失ってしまった
  怒りの感情だけが強くなる
  いやなことは人のせいにする傾向
  過密社会になると人間関係が希薄になる
  会話をつうじて人とくつろぐ

保母さん、幼稚園の先生へ
  保育にたずさわることの価値
  自分の希望をかなえられた子とそうでない子   子どもをしからないがまん
  はじめに親の幸せを考える
  親と子どもの両方の幸せを考える
  最善を尽くすことに喜びを

お母さんへ、お父さんへ
  育児をするのはだれ
  子どもとのいまの時間をたいせつに
  子どもがやすらげる親の愛情
  条件つきでない親の愛を
  子どもの望んでいることをわかってあげる
  親をふりまわす子
  自分のやりたいことがいっぱいある親たち
  親がいってはいけないこと
  大きくなったときの受容について

あとがき

佐々木先生の子どもへのまなざし−中川李枝子

 
■長谷川 博一さんが書かれた本(しつけ・子育ての関連書籍)
 
お母さんはしつけをしないで

著者:長谷川 博一  出版社:草思社
発行日:2005年05月 価格:¥1,365(税込)

【出版社からの内容紹介】
臨床経験豊富なカウンセラーが、いま、子どもに生じるさまざまな問題──いじめ、不登校、ひきこもり、リストカット、非行、少年犯罪──のほとんどが「しつけの後遺症」だと説く、衝撃の書です。「そんなバカな!」と思われる方が多いのではないでしょうか。「子どものときにしっかりしつけないと、ろくな大人にならない」というのが世の常識ですから。でも、子どもをめぐる環境が様変わりした今、「しつけ」=「支配」であり、ひと昔前のしつけ論はもはや通用しなくなりました。しつけ熱心な親の子どもは、日々、親の小言に従わざるをえません。少子化と家庭の孤立化により、子どもの逃げ場はどこにもなく、じきに「支配?被支配」の人間関係に馴らされて主体性を失い、自己否定に陥っていきます。「子どもの将来のために」とがんばるお母さんほど、子どもの「後遺症」が大きくなるという現状を読者に納得してもらうために、本書にはさまざまな例があげられています。現代は「しつけ不足」どころか、親が口を出しすぎる「しつけ過多」が圧倒的に多く、子どもをありのまま受け入れる「母性」が失われたことこそが、問題の根源だというわけです。とはいえ、お母さんを責めることはできません。著者は、子育ての全責任を負わされたお母さんたちに、もっと楽になってほしい、思うようにいかなくても、それでいいんですよ、というメッセージを送っています。そして、現代版しつけの極意として「しつけようとしないしつけ」を提唱しています(その効果は、多くの臨床例で実証ずみです)。「しつけをしない」なんてとんでもない! というお母さんも、わが子に「しつけのツケ」がたまっていないか確認するために、ぜひ一読といわず、再読、三読してほしい一冊です。
 
 
【目次】
はじめに
  こんな人は読まないで
  「しつけのツケ」を返上する

しつけと少年事件
  長崎からの悲報
  最近の凶悪少年事件
  事件を読みとく鍵は「しつけ」
  事件前のしつけられた姿
  母親が主役であるということ
  発達障害児と母親たち
  「よい子」と「悪い子」の同居
  母親の支えになる社会を

しつけの「一方向性」を考える
  しつけの裏側から迫ってみる
  犯罪に走った拓也くんの場合
  暴走したしつけ
  母親の強いしつけの秘密
  子どもを不登校にさせる母子関係
  母親にとっては「子どものため」
  母親にはしゃべらなかった直太くん
  優等生の健一くん
  リストカットに走る少女たち
  自殺未遂の娘と母親、そして恋人

立ちはだかる「信念」の壁
  「家庭の教育力」と「しつけ」はちがう
  「しつけないで」への反響
  「信念」に立ち向かうむずかしさ
  しつけのバトンタッチ
  「甘やかし論」のいい加減さ
  下手な叱られ方で陥る「悪循環」

「ふつうのお母さん」に起きていること
  「臨床」と「ふつう」の境界
  はがれた「よい家族」の偽装
  「わかる・認める」という母性の欠如
  怒りの源にある「甘え不足」
  お母さんたちの「父性化」

「しつけの後遺症」
  父性化が生む「支配−従属」関係
  子どもに「強迫」は出ていないか
  強迫性障害の子どもが増えている
  「ふつうの子ども」の強迫性
  私自身の強迫とのつきあい
  子どもの「キレ」は脳の興奮
  ADHDとしつけの関連

しつけすぎた子どもたち
  学級崩壊は日常茶飯事
  いじめっ子といじめられっ子
  いじめの質が変化した
  不登板の「原因」と「誘因」
  家庭内暴力の積極性

重い「しつけの後遺症」
  社会的ひきこもり
  幼児に向かう抑圧された心
  ボーッとしている子
  「バラサイト」の生
  はがれない「役割という仮面」
  「人格障害」の大人になる

「しつけをしないで」への反論
  しつけはすべて悪なのか?
  ツケは次の世代を襲う
  時代に取り残された一世代上のお父さん
  時代に揺れる若いお父さん
  若いお母さんたちを見る眼差し
  町で見かける「横着な子」
  テレビゲームは悪か?

お母さんたちの気持ち
  子どもに託す未練
  「勉強」に凝縮されるお母さんの態度
  子どもへの怒りと自虐性
  張りあうお母さんたち
  「自分に苦労を強いる」という愛情
  薄らぐ夫への期待

お母さんを「父性」に走らせたもの
  歴史上はじめて迎える少子時代
  世代連鎖に異変が生じた
  「しつけ」と「虐待」の関係
  子育てマニュアルは役立たない
  三世代家族の功罪
  価値の多様化

お母さんの救急箱
  救急箱の中
  スタートは「これでいい」
  親が自分を許すこと
  「しつけの失敗」は当たり前
  カウンセリングで「失敗」してもらう
  しつけをお父さんに投げてみる

開きなおりで開かれる「悟り」
  自分の「いままで」を認める
  「あきらめ」が生む変化
  育児書は読んではいけない
  他人の助言から距離をとる
  愚痴を言いあえる友を選ぷ
  夫をあきらめる − 夫婦げんかの余波
  親の離婚話と娘の罪悪感

子どもへの過関心と無関心
  最後の璧・・・何をあきらめればよいか?
  勉強は「子どもの後」をついていく
  放任の裏にある心
  無関心を「いいよ」につなげる
  しつけの手抜きがバランス回復へ
  しつける親の脳

心の中の「子ども」をかわいがる
  「わかってもらいたかった!」
  一日十五分間、「子ども」を生きる
  語ることのすばらしさ
  遅咲きの反航期
  「お母さんウォッチンク」を楽しむ
  「問題」は子どもからの贈り物

あとがき



 
■森田 ゆりさんが書かれた本(しつけ・子育ての関連書籍)
 
 
しつけと体罰―子どもの内なる力を育てる道すじ


著者:森田 ゆり 出版社:童話館出版
発行日:2003年04月 価格:¥1,400(税込)


【内容(「MARC」データベースより)】
しつけと体罰の違いは何なのか? 体罰がどんな害を子どもにもたらすのか、なぜ体罰は効果的なしつけではないのか、そもそも、しつけとは何なのかをわかりやすく説明する。「子どもとの良い関係をつくる十の方法」等を提案。
 
【目次】
はじめに

第一章 しつけの意味
1 しつけ糸のように
2 自立のためのしつけ
3 子どもを愛せないという親たち
4 体罰と虐待
5 内的コントロールとしつけ
6 親と子の工ンパワメント

第二章 体罰の六つの問題性
1 体罰の記憶を思いだしてみる
2 体罰の六つの問題性
 1)体罰は、それをしている大人の感情のはけロであることが多い
 2)体罰は、
   恐怖感を与えることで子どもの言動をコントロールする方法である
 3)体罰は、即効性があるので、他のしつけの方法がわからなくなる
 4)体罰は、しばしばエスカレートする
 5)体罰は、
   それを見ているほかの子どもに深い心理的ダメージを与える
 6)体罰は、ときに、とり返しのつかない事故を引きおこす

第三章 母性神話の重圧
1 子育てが楽しくありません
2 母親だけが虐待するのではない
3 三才児神話

第四章 子どもとの良い関係をつくる十の方法
1 子どもを尊重する
2 子どもを信頼する
3 比較しない
4 子どものほめ方を知る
5 気持ちの表現をすすめる
6 今を、子どもと楽しむ
7 あなたの家庭で大切にしたいこと
8 行動を選択する援助
9 真向き、横顔、後ろ姿
10 愛の伝え方

第五章 体罰に代わる十のしつけの方法
◆しつけのアイディア
◆体罰に代わる十のしつけの方法
1 肯定メッセージをおくる
2 ルールを決めておく
3 子どもの気持ちに共感する
4 こちらの気持ちを言葉で伝える
5 子どもから離れる
6 主導権争いをしない
7 特権を時間をかぎって取りあげる
 子どもに選択を求める
9 子どもの発達にあわせる
10 尊重と愛の燃料を補給する

第六章 体罰と戦争
1 同類間の攻撃行動
2 不安の感情
3 怒りの仮面
4 個人間の暴力と戦争という暴力
5 非暴力の伝統を

第七章 子育ての迷い こんなときどうしたらいい?
 子どもが物を盗んだとき
 子どもがうそをついたとき
 子どもがいじめられて帰ってきたとき
 子どもが性被害にあったことを告げたとき
 多動な子どもの内的コントロールを育てるには
 中学生になり急に反抗的に
 中学生が親に暴力をふるうとき
 子どもに体罰をくり返す自分を変えたい
      「MY TREE ヘアレンツ・プログラム」

 
■平井 信義さんが書かれた本(しつけ・子育ての関連書籍)
 
 
子どもを叱る前に読む本―やる気のある子に育てるには


著者:平井 信義  出版社:PHP研究所
発行日:1999年06月 価格:¥480(税込)


【内容(「BOOK」データベースより)】
すなおでおとなしい子が「よい子」だと思いこんでませんか?いたずら、おどけ、ふざけが大好きな子は、好奇心がいっぱい。お母さんのゆとりとユーモアで、可能性をぐんぐん伸ばしてあげましょう―本書は「親を困らせるのが本当のよい子」という著者が説く“叱らない子育て”のすすめ。自由と放任のちがい、反抗の受けとめ方、思いやりの育み方など、親も子ものびのびできる具体的アドバイス。
 
【目次】
プロローグ やる気は好奇心から生まれる

  やる気は好奇心から生まれてくる/「いたずら」は好奇心の始まり

第一章 親の「感性」でやる気が育つ
○いたずらとやる気の切っても切れない関係
  いたずらは子どもの研究活動/いたずらとしつけの関係/
  親の「感性」でやる気が育つ

○自発的でいきいきとした人間に
  自発的に何でもできる子どもにするには/自由と放任のちがい/
  「無言の行」のすすめ/自発的な子は友だちづくりもじょうず

○子どもは子どもらしくあってこそ幸せ
  いたずらはユーモアと創造性を育てる/がんばりつ子はこうして育つ/
  本当の「よい子」とは

第二章 「よい子」は親を困らせる
○子どもの発達の過程を知ろう
  親の言うことをきかない「よい子」

1歳〜2歳半の子供の姿
a 情緒と社会性
(1)相変らず落ちつきがない
(2)得意になったり自慢する
(3)相変らずわがままである
(4)自分の持ち物を大切にする
(5)着替えなどにぐずぐずする
(6)指しゃぶりが減る
(7)良い子・悪い子がわかる
(8)父母とますます親しむ
(9)同一兄弟姉妹には関心が少ない
(10)友だちの動きをじつとみる
(11)見知らぬ人にはなじみにくい
(12)国遊びが生活的となる
(13)散歩を好むが、新しい場所になじめない
b 生活習慣
(1)睡眠
(2)食事
(3)排尿便
(4)衣類の着脱
(5)入浴
(6)衛生の習慣
C 移動・運動・感覚
(1)運動
(2)感覚と手の運動
d 言語

2歳半〜3歳の子供の姿
a 情緒と社会性
(1)扱いにくいことが多い
(2)指しゃぶりが少なくなる
(3)恐怖の対象がちがってくる
(4)自分の玩具などを貸さない
(5)生意気な格好をしたり、自慢したりする
(6)両親にたいする態度が変る
(7)弟妹には嫉妬することが多い
(8)友だちを求め始める
(9)ひとり遊びもふえる
(10)散歩にはひとりで歩く
(11)男と女の差を知り始める
b 生活習慣
(1)睡眠
(2)食事
(3)排尿便
(4)衣類の着脱
(5)衛生の習慣
c 移動・運動・感覚
(1)運動
(2)感覚と手の運動
d 言語

3歳〜3歳半の子供の姿
a 情緒と社会性
(1)落ちついてくる
(2)日常の生活習慣が身についてくる
(3)指しゃぶりが減る
(4)気になることもある
(5)父親より母親を好む
(6)兄弟との積極的な結びつきができる
(7)好きな友だちができる
(8)遊びが発展する
(9)幼稚園にいく
(10)お金に興味をもつ
(11)性差について認識し始める
(12)ききなれたユーモアを楽しむ
b 生活習慣
(1)睡眠
(2)食事
(3)排尿便
(4)衣類の着脱
(5)衛生の習慣
問題のない子どもこそ問題

第三章 「叱らない教育」のすすめ
○よい子・悪い子の基準
  本当に「すなおな子」とは/   三歳末満のしつけは子どものやる気に逆効果/
  「叱らない」教育の実賎
○ユーモアの才能は一生の宝物
  子どもといっしょにおどけてみよう/ユーモアは愛に通じる道/
  おどける子、ふざける子はやる気いっぱい

○大切なのは安らぎのあるお母さん
  子育てには愚かさが必要/「私のカアちゃん、バカ母ちゃん」/
  童心にかえって/子どものよいところを数えてみよう

第四章 反抗はやる気のしるし
○反抗をどう受けとめるか
  反抗とは何か/自我の芽ばえを大切にしたい

○子どもは自分で発達していく
  「自分でする」と言ったら絶対に尊重する/
  手出し、口出しをやめてまかせてみる/
  忍耐強く見守ろう

○いつも自分の子ども時代をふり返りながら
  お母さん自身はどんな親に育てられたのか/
  反抗期のないまま大人になった親たちの問題/
  どんな行為にも積極的な意味を見出そう/
  「親はえらい」という考えをなくそう

第五章 思いやりの心を伝えるために
○思いっきり愛を注いで
  思いやりの心は親からの愛によって育まれる/   「いたずらっ子」こそ本当の「よい子」/
  自由保育の大切さ/登枚拒否児になりやすい子ども

○子育てはテクニックではない
  しつけをやめよう/思いやりの心で子どもを包もう/
  親が叱られた体験を思い出して

○親自身がどうあるかが問われる
  親離れの下地づくりはもう始まっている/
ききわけの「よい子」ほど突然登校拒否に

第六章 「自由」と「放任」のちがいについて
○子どもを叱る前に
  やる気の仕組み/どうしても困るいたずらのやめさせ方/
  やる気は自由な教育のもとで成長する/子どもがのびのびできるお母さん

○子どもは親の姿をうつす鏡です
  豊かな創造力をもつ子にするために/問題行動は心の傷の現れ/
  けじめはどのようにして身につけさせるか

○挑戦する姿勢
  子どもにいろいろな体験の機会を与えよう/失敗を叱るのは絶対禁止/
  僕のおじいちゃん

○本当の母親とは
  子どもに「ごめんね」と言えるお母さん/お母さん・お父さんの後ろ姿/
  自己主張をしない子ども

○ひらめ合宿の子どもたち
  ひらめ合宿とは何か/お片づけをしない子どもたち/
  学校では問題児、合宿ではいきいきがんばりつ子/
  子どもに何でも挑戦させる/まず子どもを信頼しよう

エピローグ・・・やる気を伸ばす家庭とは
  自由こそ子どもの活力源/お母さん業は愛情と忍耐あるのみ/
  ユーモアは愛につながる

本文イラスト 内田美代子

 
■平井 信義さんが書かれた本(しつけ・子育ての関連書籍)
 
 
「叱らない」しつけ 子どもがグングン成長する親になる本


著者:親野 智可等  出版社:PHP研究所
発行日:2006年05月 価格:¥1,260


【内容(「BOOK」データベースより)】
ほんの少し工夫するだけで叱らずに子育てすることができます。子どもの成長を望むなら、今すぐ「叱る親」をやめよう。
 
【目次】
  • まえがき

  • 第1章「叱る親」をやめよう
    • しつけより愛情
    • しつけに厳しすぎるとどうなるか
    • 親子の触れ合いが、子どもを落ち着かせる
    • 朝のちょっとした触れ合いだけで、こんなに違ってくる
    • 赤ちゃんが生まれて、急に変わった
    • 愛情は三度三度の食事と同じ
    • 子どもが愛情を実感できることが必要
    • 叱ることで失われるもの
    • 「叱ってしまう流れ」から「叱らなくて済むシステム」へ
    • 感情的に叱ると、子どもからの評価が下がる
    • 感情的な人ので一言には重みがない
    • 親の一言の重みを子どもは見抜いている
    • 子どもたちの評価は、とても厳しい
    • 私の苦い経験
    • 子どもの厳しい評価に凍りついた
    • 「叱らなくて済むシステム」という発想
    • 「叱らなくて済むシステム」とは、どういうものか?
    • 家庭における「叱ってしまう流れ」
    • 家庭における「叱らなくて済むシステム」
    • これで本当にしつけができるのか?
    • 「できるようにならなくてもいい」という決意
    • できないことを許せない大人が、子どもを傷つける
    • やってはいけないことをやってしまう大人たち
    • 子育てでは、目をつぶる勇気が必要になるときが必ずある
    • 短所に目をつぶって長所を伸ばす決意
    • 子どもを傷つける親の言葉遣い
    • 人格を否定する言い方は、絶対にしてはならない
    • 子どもをやる気にさせる肯定的な言い方
    • ときには、単純命令形の言い方も必要
    • 親の言葉遣いか親子関係を決める
    • 褒めることの大切さ
    • 褒められているという実感を持っている子は、ほとんどいない
    • 自分自身をプラス思考に変える
    • 親子で一緒にプラス思考になる
    • 子どもの短所に目をつぷり、長所を伸ばす決意をすること
    • 短所に目をつぶる角気を持とう
    • ハンカチは、どこを持ち上げても全体が上かる

  • 第2章 しつけで大事な五つのこと
    1. 厳しさとは、「継続性」「一貫性」「身をもって示す」の3つ
      •  厳しさとは、継続性のことである
      •  継続のためには、チェックシステムが不可欠
      •  厳しさとは、一貫性のことである
      •  厳しきとは、身をもって、示すことである

    2. まず冷静になり、原因を調べて、具体的な手立てを実行する
      •  子育ての問題に直面したときに、守るべき鉄則とは?
      •  例えば、早起きが苦手だったら
      •  例えば、漢字か苦手だったら
      •  スモールステップでしつけがうまく
      •  成果を求めすぎないで、淡々とやるべきことをやる

    3. 趣旨や理由を正しく教える
      •  話の仕方で大切なことは二つ
      •  子どもを引きつける話し方の実例
      •  筋の通った教え方をする

    4. 子育ての初心に返る
      •  初心を思い出そう
      •  何が以前と違うのか?
      •  肩の力を抜いてリラックス
      •  人生時計−子どもはみんな夜明け前の夢の中
      •  人生は長い

    5. 親が楽になれば、子どもは幸せになる
      •  親のストレスは子どもにぶつけられる
      •  親がストレスをためこまないことが、子育ての最優先課題の一つ
      •  親自身がトラウマを持っていることが多い
      •  親自身のトラウマを癒しながら子育てしていこう

  • 第3章 いい話が、子どもの心を成長させる
    1. 人間関係についての話
      •  友達にやさしく、親切にしよう
      •  いじめを見つけたら、助けてやろう
      •  心が広くて勇気のある人は、自分からあやまれる
      •  自分勝手でわがままな子といても楽しくない
      •  言われてうれしい言葉は、人にも言おう
      •  自分が言われて謙な言葉は、言わない
      •  朝の明るいあいさっで元気になろう

    2. 生活習慣についての話
      •  早起きはいいことがいっぱい`
      •  朝食をしっかり食べると、勉強も運動もできるようになる
      •  みんなで楽しく食べるための食事のマナー
      •  歯をしっかり磨いて虫歯を防ごう
      •  しっかりウンチをしよう
      •  自分の仕事をがんばろう1
      •  自分の仕事をがんばろう2
      •  後かたづけができるのは人間だけ

    3. その他のいろいろな話
      •  正直に言えぱ気持ちがすっきりする
      •  継続は力なり
      •  ごみのポイ捨ては、正しいきれいな心を捨てること
      •  飛び出すな、車は急に止まれない


【しつけと犯罪の関連】
 
■神戸連続児童殺傷事件 少年Aとしつけについて
 
 
少年Aが自宅から任意同行されたときのことです。別の警察署で事情聴取された母親に刑事が聞いたことは、「しつけ」の内容です。また、自宅で事情聴取を受けた父親に刑事が聞いたことは、「しつけ」の内容です。この事件については、(1)加害者の両親と、殺害された児童2人両方の(2)土師 淳君のお父さん(土師 守さん)、(3)山下 彩花さんのお母様(山下 京子)が手記を書いています。また、カウンセラー中尾英司さんが「あなたの子供を加害者にしないために」で、この事件を中心に詳しく分析されています。加害者の両親は、手記の中で虐待はなかった、しつけも厳しくなかったと記載されています。そして、山下 彩花さんのお母さん(山下 京子さん)は、被害者の母であるにもかかわらず、加害者の少年Aを抱きしめてあげたいとさえ思ったと記載されています。ぜひ、しつけと言うことについて、危険性をご理解ください。


 
神戸児童殺傷事件鑑定主文

 非行時、現在ともに顕在性の精神病状態にはなく、意識清明であり、年齢相応の知的判断能力が存在しているものと判定する。未分化な性衝動と攻撃性との結合により持続的かつ強固なサディズムがかねて成立しており、本件非行の重要な要因となった。

 非行時並びに現在、離人症状、解離傾性が存在する。しかし、本件一連の非行は解離の機制に起因したものではなく、解離された人格によって実行されたものでもない。  直観像素質者であって、この顕著な特性は本件非行の成立に寄与した一因子を構成している。また、低い自己価値感情と乏しい共感能力の合理化・知性化としての『他我の否定』すなわち虚無的独我論も本件非行の遂行を容易にする一因子を構成している。

 また、本件非行は、長期にわたって多種多様にしてかつ漸増的に重篤化する非行歴の連続線上にあって、その極限的到達点を構成するものである

 家庭における親密体験の乏しさを背景に、弟いじめと体罰との悪循環の下で「虐待者にして被虐待者」としての幼時を送り、“争う意志”すなわち攻撃性を中心に据えた、未熟、硬直的にして歪んだ社会的自己を発達させ、学童期において、狭隘で孤立した世界に閉じこもり、なまなましい空想に耽るようになった。
 思春期発来前後のある時点で、動物の嗜虐的殺害が性的興奮と結合し、これに続く一時期、殺人幻想の白昼夢にふけり、現実の殺人の遂行を宿命的に不可避であると思いこむようになった。この間、「空想上の遊び友達」、衝動の化身、守護神、あるいは「良心なき自分」が発生し、内的葛藤の代替物となったが、人格全体を覆う解離あるいは人格の全体的解体には至らなかった。また、独自の独我論的哲学が構築され、本件非行の合理化に貢献した。かくして衝動はついに内面の葛藤に打ち勝って自己貫徹し、一連の非行に及んだものである。

補足:
「離人症状、解離傾性」は、乳幼児の虐待から起こるとされています。


 
 
「少年A」この子を生んで・・・・・・―父と母悔恨の手記 (文庫)

著者:「少年A」の父母  出版社:文芸春秋
発行日:2001年07月 価格:¥540(税込)

【Amazon.co.jpからの内容紹介】
 弟の同級生であった顔見知りの少年を欲望のおもむくまま殺害し、首から上を切断。さらにその生首を自分の通う中学の校門に声明文とともに放置した恐るべき殺人鬼――。1997年、日本中を震撼させた神戸児童殺傷事件の憎むべき犯人は、14歳の少年だった。
 今や少年犯罪のるつぼと化した日本で、ささやかれる「社会」そして「親」の責任――。現代におけるその状況下で、殺人犯少年Aの父母がつづったこの手記を読めば、読者は単なる傍観者的立場ではいられない。
 わずか14歳でこれほどまで凶悪な事件を犯した少年に対し、向けられる社会の矛先と言えば、まず家庭環境だ。しかし、本書を見る限り、少年犯罪につきものの「家庭不和」は手記の中には出てこない。ここでは少年Aの生い立ちや両親の少年Aに対する愛情が「親の目線」で、言い方を変えれば「実に平凡」に書かれている。だが、この「実に平凡」な家庭環境を強調した親の手記こそが、「犯罪は特別な家庭環境でのみ起こり得る」と捕われがちな発想を「犯罪はどこの家庭にでも起こり得る」という「現実」へ読者を導いてしまうのだ。 ただ、本書は手記である故に、物事の捉え方が一方的になることは避けられず、Aに対してのしつけや関わり方、感情に対しては細かく書かれているが、被害者やその遺族に関することについてはあまり深く述べられてはいない。それを回避するために、被害者側の父親の手記『淳』(土師守著)と読み比べると、家庭環境におけるここでの犯罪原因を自分なりに追求しやすい。(今西乃子)
 
【目次】
神戸連続児童殺傷事件について
  両親の手記を刊行するに当たって

一章 被害者とそのご家族の皆様へ<父の手記>

ニ章 息子が「酒鬼薔葎聖斗」だと知ったとき<母の手記>

三章 逮捕前後の息子Aと私達<父の日記と手記>
T 逮捕された息子A
U 逮捕後、家族の漂流の日々
V 浮君の行方不明と私達

四章 小学校までの息子A<母の育児日誌と手記>
T 初めての子Aの誕生
U Aの日常と躾

五章中学校に入ってからのA<母の手記>
T 気付かなかった「前兆」
U 不登校、そして忌まわしい事件が

六章 Aの「精神鑑定書」を読み終えて<母の手記>

*Aが母の日のプレゼントに描いた「母親の花嫁姿」

読者の皆様へ・・・文庫版に寄せて

 
 
 
彩花へ―「生きる力」をありがとう (文庫)


著者:山下 京子 出版社:河出書房新社
発行日:2002年07月 価格:¥588(税込)


【出版社 / 著者からの内容紹介】
「神戸少年事件」で犠牲となった山下彩花ちゃん(当時十歳)の母が綴る、生と死の感動のドラマ。絶望の底から見いだした希望と、娘が命をかけて教えてくれた「生きる力」を世に訴える。ベストセラーの文庫化。
 
【目次】
誕生

母親

輝く時のなかで

悪夢

生きる力

困惑

百日

「人間」になる道

息子

生と死

秋日

月の光―少し長いあとがき

 
■しつけと犯罪の書籍の紹介
 
 
あなたの子どもを加害者にしないために―思いやりと共感力を育てる17の法則

著者:中尾 英司 出版社:生活情報センター
発行日:2005年07月 価格:¥1,575(税込)

【出版社 / 著者からの内容紹介】
 無意識の内にこんなにも子どもたちの人生を奪ってしまっていたのか! 衝撃と共に、自分とわが子の関係、そして自分と自分の親の関係を振り返ってしまいます。この本からは、“子は親の鏡”という言葉の意味が真にわかります。言って聞かせることではなく“親の振り見て子は育つ”ことがよく理解できるでしょう。 不安な社会の象徴となった「少年A」。“異常”のレッテルを貼られようとしていますが、殺人に至る特異な世界観も家族との関係の中から紡ぎだされたことを知るとき、人は居住まいを正さざるを得なくなります。
 では、どのように親は自分の姿に気づけばいいのか? それは「思いやりと共感力を育てる17の法則」にわかりやすく提示されています。子どもの姿を通して親が自らの姿勢に気づくとき、親自身が救われ、子どもも救われるのです。
 また会社に引きこもるお父さんたちに向け、「家庭が大事」と言えるためのしっかりした考え方が示されています。かつて組織改革を成し遂げた著者が身をもって紡ぎだしたその哲学は、最近ようやく言われ始めたワーク・ライフバランスの動きを促進させるでしょう。
 著者は、完璧な人間はいないという立場に立っています。子どもは家族だけでは育てられない。今やブラックボックスとなりDVや虐待など犯罪の温床となっている核家族を救うためにも、地域を再生することも大切です。その地域づくりの具体事例も説かれています。
 
【目次】
第一章 生まれながら″認知″されなかった子ども
1 真実の瞬間
2 運命の岐路
3 絶望の15分間
4 問題の核心

第二章 人を育てる二つの基本の欠落
1 信念に飲み込まれた父親
2 父親が自分と対決すべき五つのこと
3 謝れない母親
4 自分が身軽になるセレモニーとしての謝罪
【子育ての法則】
  ◎信念を持つときの七つの留意点
【事件簿1】自子主義
【事件簿2】セクハラ2次被害の構造

第三章 ディスカウントされた少年
1 気になるキーワード
2 ドゥーイング・マザー
3 子どもを支配した母の業
4 社会規範になれない父親
5 レッテル貼り
6 「心の港」となった祖母の部屋
【子育ての法則】
  ◎生後三カ月で決まる四つの人生
  ◎子どもを統合失調症にしないために

第四章 絶対零度の孤独
1 ついにキレたA
2 実存の危機に陥った祖母の死
3 絶対的支配の構造
4 「絶対零度の孤独」から生まれた「透明な存在」
5 無視された魂の叫び
6 「酒鬼薔薇聖斗」の誕生
【子育ての法則】
  ◎「むかつく」が「キレる」に変わるメカニズム
  ◎子どもはどのように人生のシナリオを決めていくのか
  ◎子どもを乗っ取る「母子カプセル」
  ◎心理的ネグレクトに気づけ
  ◎猫殺しの心理

第五章 「少年A」vs「酒鬼薔薇聖斗」
1 「まかいの大ま王」を見切ったA
2 暴走し始めた「酒鬼薔薇聖斗」
3 「酒鬼薔薇聖斗」の成長を助けた親
4 母親との関係がつくつた世界観
5 殺される側の論理
6 殺す理由
【子育ての法則】
  ◎万引きのウラに潜む心理
  ◎家庭でなされている堂々巡りの″ゲーム″に気づけ
  ◎子どもが親のやっていることを見て育つメカニズム

第六章 ストローク飢餓
1 「燃えるキリン」と「砂の惑星」
2 犯行声明に表れたAの悲鳴
3 愛に餓えた″餓鬼″が陥る共依存の罠
4 問題児は、家族がどこかおかしいと訴えている炭坑のカナリア
5 更生すべきは家族風土
【子育ての法則】
  ◎心の栄養が不足すると体も成長しない
【事件簿3】 長崎小六女児殺人事件

第七章 社会が家族を追いつめている
1 家族を支えた社会的安全装置
2 ピストルの安全装置を外した社会
3 「生き方モデル」の喪失・・・会社に引きこもる父親
4 「普通」を目指して生き急がされる子どもたち
5 荒れる生徒は破綻した社会システムのSOS
6 「家族カプセル」の中で・・・成長できずに窒息する子どもたち
【子育ての法則】◎その時期に経験すべき発凌課題がある
  ◎子どもの愛し方がわからない
  ◎「家族自我像」でわかる家族の癖(パターン)
【事件簿4】 1997年
【事件簿5】 土浦市28歳、両親・姉殺害事件

終章 加害者になつたかもしれない私からのお願い
1 「お膳立て症候群」の呪縛から離脱せよ
2 自分自身が変わるために(父覿よ「家族が大事」と言える根拠を持とう)
3 地域のあり方について・・・出生率の上がっている町の秘密
4 教育のあり方について・・・地域が支える教育
【子育ての法則】
  ◎「生きる力」の育み方
  ◎子どもを地域社会におこう
【事件簿6】 水戸市19歳、両親鉄アレイ殺害事件

 
 
 
殺人者はいかに誕生したか―「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く


著者:長谷川 博一 出版社:新潮社
発行日:2010年11月 価格:¥1,680(税込)


【出版社 / 著者からの内容紹介】
臨床心理士として刑事事件の心理鑑定を数多く手掛ける著者が見つめてきた、彼ら殺人者の「心の闇」。勾留施設を訪ねて面会を重ね、幾度も書簡をやり取りする中で浮かび上がった幼少期の閉ざされた記憶、そして今まで本人が語らなかった凄絶な生育歴とは? その人格形成の過程を辿ることで初めて明かされる事件の真相。
 
【目次】
はじめに

第一章 なりたくてこんな人間になったんやない
大阪教育大学附属池田小学校事件 宅間 守

第二章 私は優しい人間だと、伝えてください
関東連続幼女誘拐殺人事件 宮崎 勤

第三章 ボクを徹底的に調べてください
大阪自殺サイト連続殺人事件 前上 博

第四章 私のような者のために、ありがとうございます
光市母子殺害事件 元少年

第五章 自分が自分でないような感覚だった
同居女性殺人死体遺棄事件 匿名

第六章 一番分からなくてはいけない人間が何も分からないのです
秋田連続児童殺害事件 畠山鈴香

第七章 常識に洗脳された人間に、俺のことが理解できるかな!!
土浦無差別殺傷事件 金川真大

第八章 私は小さな頃から「いい子」を演じてきました
秋葉原無差別殺傷事件 加藤智大

第九章 命日の十一月十七日までに刑を執行してほしい
奈良小一女児殺害事件 小林 薫

第十章 これって私の裁判なんですね。はじめて裁判官の顔が見えました
母親による男児せっかん死事件 匿名

おわりに

 
【精神鑑定と犯罪の関連】
 
しつけと少しそれるのですが、「しつけと犯罪」を書くとどうしても、精神鑑定になります。しつけを誤ると精神障害になる確率が高くなるので、この問題の延長に、精神鑑定についても理解が必要です。

「殺人者はいかに誕生したか―「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く」で、宅間守のことが、しつけと絡めて記載されていました。 宅間守精神鑑定書の書籍などを紹介します。
 
 
 
宅間守 精神鑑定書――精神医療と刑事司法のはざまで


著者:岡江 晃 出版社:亜紀書房
発行日:2013年5月 価格:¥2,520(税込)


【出版社 / 著者からの内容紹介】
宅間守は2001年6月、大阪教育大学附属池田小学校で児童・教諭を殺傷した。 2003年8月、死刑判決を受け、2004年9月、死刑が執行された。 本書は、宅間守と17回面接し、精神鑑定を行った精神科医による初の著書である。 大阪地方裁判所へ提出された精神鑑定書を、ほぼそのまま収載している。
 
【目次】
    • まえがき
    • 用語の解説
    • 凡例

  • 鑑定書前文
  • はじめに

  • 第一章 家族歴

  • 第二章 本人歴
    • 第一節 生活歴
      1. 出生から幼稚園ころまで
      2. 小学校時代
      3. 中学校時代
      4. 高校入学からT病院入院まで
      5. T病院入院から奈良少年刑務所出所まで
      6. 奈良少年刑務所出所から三番目の妻I子との結婚まで
      7. 三番目の妻I子との結婚から本件犯行前まで
      8. 本人歴の職歴、結婚歴、犯罪歴のまとめ
    • 第二節 精神科治療歴
      1. T病院外来
      2. K病院(総合病院)神経科外来
      3. T病院入院
      4. T病院外来
      5. S病院外来
      6. A病院の精神科医○○による措置診察
      7. H医科大学口腔外科入院
      8. 精神科医○○による簡易鑑定
      9. E病院外来
      10. H病院外来
      11. T病院外来
      12. 精神科医○○による簡易鑑定
      13. K病院の精神科医○○の措置診察
      14. J病院の精神科医YMの措置診察
      15. J病院入院及び外来
    • 第三節 生活歴、現病歴に関する宅関守の陳述
      1. 中学校卒業まで
      2. 青年期以降の人格の問題
      3. 精神症状

  • 第三章 本件犯行
    • 第一節 本件犯行に関する宅関守以外の供述
      1. 本件犯行の1、2週間前から本件犯行前日まで
      2. 本件犯行
    • 第二節 本件犯行−鑑定時に述べたこと
      1. 平成十三年五月中旬から本件犯行直前まで
      2. 本件犯行直前から本件犯行
      3. 本件犯行後

  • 第四章 現在症
    • 第一節 精神所見
    • 第二節 心理検査所見
      1. 知能検査
      2. その他の神経心理学的な目的での諸検査
      3. 性格検査
    • 第三節 身体所見
      1. 末梢リンパ球検体による染色体検査
      2. 睡眠賦活による脳波検査
      3. MRI
      4. SPECT
      5. PET

  • 第五章 診断
    • 第一節 精神医学的考察
      1. 発達と人格
      2. 精神症状
      3. 心理検査の心理学的総合所見(臨床心理士)
      4. 前頭葉機能の検討
      5. 精神医学的診断
    • 第二節 本件犯行とその心理
      1. 本件犯行前の数週間
      2. 本件犯行前日から当日の朝にかけて
      3. 本件犯行直前から本件犯行にかけて
      4. 本件犯行直後
    • 第三節 精神能力

  • 第六章 鑑定主文

    • 資料
      • バウムテスト
      • 風景構成法
      • 脳波
      • MRI
      • SPECT
      • PET
      • 判決要旨

    • あとがき


 
 
 
精神鑑定とは何か―責任能力論を超えて―


著者:高岡 健 出版社:亜紀書房
発行日:2010年10月 価格:¥1,890(税込)


【出版社 / 著者からの内容紹介】
精神鑑定はどんな手続きで実施され、何を鑑定し、裁判にどのような影響を与えるのか。精神鑑定の基本に加え、「責任能力鑑定」を偏重しがちな日本の司法における「情状鑑定」の重要性を説く。近年注目されている自閉症スペクトラム障害の精神鑑定についても言及。
 
【目次】
まえがき

序章 精神鑑定医の必要条件
 はじめての鑑定経験
 産後うつ病
 精神鑑定への関心
 精神鑑定医の条件
 精神鑑定の勉強
 鑑定とは何か

第一章 起訴前鑑定
 起訴前鑑定とはどういうものか
 起訴前本鑑定の実例
 簡易鑑定の実例
 簡易鑑定の問題点
 簡易鑑定のこれから

第二章 公判鑑定と私的鑑定  公判鑑定の開始
 公判鑑定の実例
 鑑定人尋問
 精神鑑定書の構成と裁判員裁判
 再び何を鑑定するのかについて
 私的精神鑑定
 意見書の作成

第三章 訴訟能力
 訴訟能力とは
 日本の場合
 野田事件の訴訟能力鑑定
 海外における考え方
 所沢事件
 公判停止のままでいいのか

第四章 責任能力の鑑定
 責任能力とは
 不可知論と可知論
 誰が責任能力を最終判断するのか
 再び不可知論と可知論について
 「刑事責任能力に関する精神鑑定書作成の手引き」  マクノートン・ルール
 ヒンクリー事件
 責任能力鑑定を行ってはならない場合



第五章 情状鑑定
 情状鑑定とは
 PTSDの情状鑑定
 情状鑑定の意義
 子どもの虐待
 児童虐待事件

第六章 受刑能力と医療観察法
 受刑能力
 袴田事件
 死刑囚の受刑能力
 医療観察法
 医療観察法鑑定
 措置鑑定
 措置入院と医療観察法

第七章 少年事件の精神鑑定
 少年事件の流れ
 何を鑑定するのか
 少年の審判能力
 少年の責任能力
 少年事件の情状鑑定――中津川事件
 中津川事件の情状鑑定
 少年の処遇
 五五条移送をめぐって

第八章 自閉症スペクトラム障害の精神鑑定
 自閉症スペクトラム障害への注目
 責任能力をめぐる議論
 訴訟能力をめぐる議論
 受刑能力をめぐる議論
 情状鑑定をめぐる議論
 模擬裁判の経験から

 あとがき

 文献



【児童虐待の関連】
 
■森田 ゆりさんが書かれた本:CAP(子どもへの暴力防止)教育プログラムを、子どもに直接語る紙上ワークショップ(育児の関連書籍)
 
あなたが守る あなたの心・あなたのからだ (大型本)

著者:森田 ゆり、平野 恵理子 出版社:童話館出版
発行日:1997年09月 価格:¥1,365(税込)


【内容(「BOOK」データベースより)】
自尊、人権についての教育をよりどころに、いじめ、性的虐待、誘拐など、子どもへの暴力を、子どもが自分で防ぐ具体的な方法を伝えます。アメリカで開発されたCAP(子どもへの暴力防止)教育プログラムを、子どもに直接語る紙上ワークショップ。
【目次】
あなたは、世界に一人しかいない

自分の気持ちを、たいせつにしよう

すべての人は、元気に生きる「権利」をもっている

子どもには、たいせつな三つの「権利」がある
  「安心」の「権利」
  「自信」の「権利」
  「自由」の「権利」

三つの権利が、とられそうになったら・・・
  ゆみこの場合
  ひでおの場合
  やえこの場合

いざというとき、自分を守るには―「『いやだ』という」「にげる」「相談する」

あなたの心の力

あなただったらどうする?

この本を読んでくれたあなたへ

おとなのあなたへ

 
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